理にかなう温熱療法の歴史は古く、がんが、熱により消滅することは、紀元前、古代ギリシャ時代、医学の父であるヒポクラテスから報告されています。正常組織は、加熱されると、血流を増やすことにより、冷却機能が働き、組織内温度の上昇が起こりにくいが、癌組織では、この正常血管による冷却機能の働きはありませんので、高熱の環境に弱いことが立証されています。また、近年の研究によると、約41℃で、がん死滅の効果があるとされていますが、42.5℃以上になると、さらに、強い効果があると言われています。
腫瘍温熱療法は、放射線療法や化学療法の治療効果を増強します。また、胸腺免疫温熱療法は、抗癌剤の副作用を和らげることが分かってきました。
当クリニックの次世代型オンコサーミア腫瘍温熱療法は、がん細胞膜に集まるブドウ糖が反応するラジオ波(13.56MHz)を利用し、がん細胞だけを限定的に死滅させ、副作用のない優しいがん治療方法です。がん細胞だけ限定的に死滅させると、患者体内の自己癌ワクチン効果を引き出すことも期待できます。
( Cancer Vaccine insinuate effect(自己癌ワクチン効果) ⇒ killer-T細胞増加(CD8↑))
最近の臨床統計資料においてもがん温熱治療の効果は、明らかです。
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癌細胞のみを照準し、
攻撃する先端の腫瘍温熱療法
13.56MHzのラジオ波で加熱、選択的に癌細胞のみを照準し、細胞の内外温度差を作ることによって、癌細胞膜を破壊し、腫瘍細胞を死滅させる先端の腫瘍温熱療法。
癌細胞13.56MHz
ラジオ波の加熱による
⇩
体内に自己癌ワクチン効果
(Cancer Vaccine insinuate effect)
→Killer-T細胞増加(CD8↑)を引き出す
⇩
癌細胞だけ死滅する
4回自己NK細胞免疫療法&8回温熱加療後
腫瘍異常集積の陰性化が認められた
10回温熱加療後
腫瘍異常集積の改善が認められた
Before
全白球 | 2007 |
全顆粒球 | 1547 |
全単球 | 140 |
全琳派球 | 319 |
全T細胞 | 249 |
全非T細胞 | 70 |
全CD4 | 164 |
全CD8 | 41 |
全NK細胞 | 6 |
全NKT細胞 | 7 |
全B細胞 | 62 |
全白球 | 2120 |
全顆粒球 | 1639 |
全単球 | 103 |
全琳派球 | 377 |
全T細胞 | 271 |
全非T細胞 | 106 |
全CD4 | 195 |
全CD8 | 67 |
全NK細胞 | 29 |
全NKT細胞 | 15 |
全B細胞 | 82 |
Before
全白球 | 2214 |
全顆粒球 | 1472 |
全単球 | 139 |
全琳派球 | 602 |
全T細胞 | 309 |
全非T細胞 | 293 |
全CD4 | 102 |
全CD8 | 92 |
全NK細胞 | 78 |
全NKT細胞 | 3 |
全B細胞 | 212 |
全白球 | 2160 |
全顆粒球 | 1447 |
全単球 | 140 |
全琳派球 | 573 |
全T細胞 | 359 |
全非T細胞 | 214 |
全CD4 | 144 |
全CD8 | 89 |
全NK細胞 | 31 |
全NKT細胞 | 6 |
全B細胞 | 179 |
温熱前 ⇒ 10回温熱加療後 顆粒球:単球:琳派球比の改善
顆粒球↓、リンパ球↑ = 自律神経改善効果
温熱前 ⇒ 10回温熱加療後 CD4免疫中枢個数増加
*免疫中枢リンパ球個数増加効果 = 免疫力増強効果